Q1. ワイン屋のワインの「自社輸入」、「インポーター直営」ってどういうことですか?
A1. ワイン屋ではワイナリーとの交渉、オーダー、コンテナの手配、輸入検疫・税関手続きなどの通常、専門業者に外注する業務をすべてを自社で行いコスト削減した分をワインの価格に還元、お客様に高品質のワインを安価に提供できる環境を作っております。
1). ワイナリーとの交渉
オーストラリア、ニュージーランドの取引先ワイナリーへ直接訪問。
輸入するワインの銘柄、価格、量、時期など交渉します。
日本ではあまり知られていない小~中規模ワイナリーを中心に交渉をすすめます。オーストラリアワインやニュージーランドワインのワイナリーは規模に関係なく高品質のワインを醸造するワイナリーが多くあります。
※アデレードヒルズセラボロ・ワイナリーとの交渉風景
2). ワインの発注
東京・西新宿の㈱ゴーディアンワインズの事務所からワイナリーへファックスやメールでオーダー。具体的な量、時期などを伝えます。
3). コンテナの手配
ワイナリーへの発注と同時に船会社にコンテナを予約(飛行機を使用の場合もあります)します。 ワイナリーは指定されたオーストラリア国内の船会社倉庫へワインを輸送します。
4). 出港~入港
ワインはコンテナへ積込まれコンテナが船へ積込まれます。オーストラリアの場合、輸出の許可も必要でワイナリーから豪州の検疫所に必要書類を送付します。 船がオーストラリアやニュージーランドの港を出発してから横浜の港に着くまで約2週間かかります。
5). 輸入検疫、税関手続
ワインが日本に到着すると当社は日本の検疫所に必要書類を提出、税関にて納税し、保税地区から当社の倉庫へ輸送します。
ワイナリーに発注してから当社の倉庫にワインが届くまで船便の場合は約4週間、航空便の場合は約1週間かかります。
通常、ワイン・インポーター(ワイン輸入業者)はこの業務を通関専門業者に委託します。委託した場合、通関業法に基づいた料金が発生します。ワイン屋ではこの業務(食品検疫含む)を自社の社員が行うため、コスト削減となります!